広島市の平和公園とアメリカ・ハワイ州のパールハーバー国立記念公園との間で、日米の協力促進などを目的とした「姉妹協定」が結ばれました。
都内のアメリカ大使館で開かれた調印式には、広島市の松井一實市長とアメリカのエマニュエル駐日大使が参加し、広島市の記念公園とハワイ州のパールハーバー国立記念公園の姉妹協定が締結されました。
今後、両公園の間では情報共有が進められ、両公園の資料を活用した企画展なども検討されているということです。
エマニュエル大使は「アメリカと日本の人たちにそれぞれの場所を訪問してもらうことで和解の歴史を学ぶことができ、さらには将来の規範になれる」と意義を強調しました。
今回の協定を巡っては、被爆者団体などから「議論を経ず唐突に提起された」として、締結の保留を求める要望書が広島市に提出されていました。